2004年8月12日(木)雨 〜それでも、お土産買って、飲んで締めくくる〜
朝、次々とブッフェに現れるみんなの顔が暗い。私の目の前には、お粥のはいったボウルだけ。昨日まで、朝から呆れるほど食べていたのだが…。前夜の激辛四川にやられ、お腹の調子が最悪。聞くと、U氏とS先生と私以外、北京入りの翌日からお腹の調子を崩していたらしい。で、昨夜の激辛で、全員に止めがさされた訳だ。
教え子が学会で発表とのことで、U氏以外の年寄り5人でお土産を買いに行くことにする。北京のトイレ事情には少々不安を抱いていたが、噂できいた「トイレ革命」は本物らしく、王府井界隈は公衆トイレまで綺麗だった。お腹の事情もあり、行き先は王府井になった。
5人なのでタクシーが2台になる。必ず車寄せまで行ってくれるはずと、グランドハイアットホテルを目的地にする。だんだん経験が生かされる。(^^;無事、ホテルのロビーで5人で顔をあわせるが、K先生の様子がおかしい。思ったよりも体調が悪いようだ。少し休憩して宿泊先のホテルに帰って休まれるとのこと。
その後は4人で王府井ブラ。ひつじシャブのお店があった新東安市場の地下に、古い北京の街を再現した北京老一条街という一画がある。外は雨だし、色々なお店があるしということで、このあたりでお買い物。集合場所と時間を決めて一旦解散。私は北京老一条街を抜けたところにあるローカルなスーパーに入り、真空パックの臘腸(中国の腸詰)やらあやしげな醤(調味料)などを買い漁る。うれし。S先生はお茶やお箸、N氏は子供のおもちゃ等々買い込み、みんな満足な様子。
北京に来てから、お昼は2時以降というのが定着してしまった。N氏のリクエストでケンタッキー・フライドチキンということに。とほほ。何故に北京まで来て、ケンタッキーなのよ。「いろいろな土地の名物料理が食べられる」というのが売りの王府井小吃街(軽食街)がすぐそばにあったので、色んな屋台を渡り歩きたかったのに。まあ、仕方ない。N氏には、異国での、しかも屋台での食事はたぶん冒険が過ぎることなんだろう。
【注】北京のケンタッキーの1ピースは異様に小さい、わびしい、さびしい。(泣)
お土産も買ったし、早々にホテルに帰る。心配だったK先生だが、少し元気を取り戻されていてひと安心。
若い先生方や院生は、他の大学の先生方と合流して飲み会とのこと。年寄り6人組は、出かける元気もなく、ホテル2階の粥麺店へ行く。お粥と麺の専門店だが、水餃子や野菜炒め、酢豚のような一品もある。お粥や麺はどれも20元(300円)まで、一品物でも30元は超えない。高くつくのはビールだ。(^^;お腹に優しいお粥や麺といいながら、S先生とK氏以外の4名は、常に飲む。K先生は完全復活か、老酒までたのんで、みんなに振舞ってくださった。しあわせ。
【前の日】
【次の日】
|