大阪府立大手前高校昭和50年卒同窓会     学年新聞vol_27  
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vol_27_01   金蘭会セミナーに参加して  3-5 塩澤孝子 


守倉正博氏 2月17日の金蘭会セミナーで、守倉正博さんが講演されました。テーマは「携帯電話のしくみ」で、近年めざましく進歩したこの生活必需品のことを知りたいと、一番寒い時期にも拘わらず会場に溢れるほどの人達が詰めかけ、外の寒さとは対照的に金蘭会館は熱気に包まれていました。同級生は20人くらいだったでしょうか。

今はその存在が当たり前の携帯電話ですが、改めて「通信の歴史」から順を追って話を聞くと、とても新鮮な気がしてきて、次ぎに続く「無線の話」やシステムへの興味が湧くように話は流れていきました。そして、「携帯電話がつながる仕組み」について、初心者にも少し知識がある人にもよく分かるように詳しく丁寧な説明が続きました。初心者の私は、基地局と携帯電話を繋ぐセルと呼ばれるエリアがまさに細胞のように全国を覆っていること、どこに携帯電話がいるかは自らが送信してホームメモリと呼ばれる装置に位置登録されていること、お陰でどこからでも簡単にお互い通話出きることが分かって、見えないところで携帯電話自身がとても頑張ってくれているのだなあと妙な感心をしました。さらに、「世界の状況」で、マサイ族も使用していること、世界人口の86%に当たる人が使用しているという報告に驚き、携帯電話使用によってかかる費用は新たな個人消費となって他を圧迫すると言うことには、どんなところへ今後影響が及ぶのかなあと気になってみたり、既に私には使いこなせない携帯電話ですが、これからどんな発展をするのか楽しみだなあとおもったところで、講演は終了しました。

講演中の守倉正博氏 内容はたっぷり、でもスムーズに誰にも分かりやすく又リラックス出来るようにという心配りが伝わってくるお話でした。きっちりとしながらソフトな口調はお人柄でしょうか、NTTに長年勤めた企業経験からくるのでしょうか。同級だった高3の頃の直接の会話はあまり覚えていないのですが、その後、私がクラス幹事として送ったメールに、いつも1,2番に返信してくれたのが守倉君でした。当時は関東在住で関西企画にはいつも欠席のお返事でしたが、さりげなく近況を交えたひと言コメントはとてもありがたく嬉しいものでした。優しくいつも冷静でおだやか、でもそんな一面しか知らなかったので、金蘭会東京支部の50歳幹事を引き受けたと聞いたときはちょっと驚きでした。無事に務め上げた感想を聞くと、「仕事も忙しいのに成り行きで仕方なく引き受けてしまい正直大変だったけれど、実際に同級生と相談しながら進めていくことが楽しかったし、その準備期間、同窓会雑務の細かい手順を考えながら過ごしたので、お陰で時間のやりくりが上手になった」と。うう〜ん、新たな一面と、リズミカルな日常が垣間見えたようでした。そして、東京にいる同級生から、守倉君がNTTでの功績や数々の受章の結果、大学院教授として母校に迎えられたことを知りましたが、ご本人が華々しい経歴を前に出すことはなく(2008年の学年新聞で徳野さんのインタビュー記事に同じようなコメントがあります)久しぶりに会えば高校生の面影のまま、途中経過を気にしなくてもいきなり話が出来るのが同級生の強みかも知れません。

守倉氏を囲んで さて、セミナーの後は、恒例のミニ同窓会となりました。会場の一角で同級生が守倉君を囲んで、講演会で配られたお弁当(美味しい箱入り寿司)と和菓子をいただき談笑、そのあと駅近くのカフェレストランに移動して懇親会。ほとんど女子??でしたが、守倉君は臆することもなく「家ではマスオさんをしています」と、高校の時とも、大学教授とも違う顔になり、お酒を飲みながら和やかな時間を過ごしました。女の子?達の中でラフにそして上機嫌にお喋りする守倉君も発見、講演から懇親会解散までホントにあっという間に時間が過ぎていった楽しい夜でした。そして、この日は守倉君と高3同クラスで、大学も同専攻だった故十倉君の奥様も快く参加、同席してくださり、懐かしい話に花が咲いたことも良い思い出となりました。懐かしい母校を舞台に充実したセミナーとミニ同窓会、 曜日と時間のせいで同級生男子の参加が少ないのは残念ですが、いつもとても楽しくて次回が楽しみです。金蘭会の方々に感謝いたします。そして、守倉君、ありがとうございました、どうぞ今後ますますご活躍ください!!!

〜画像は3-4田中 文さんから提供して頂きました〜


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