天気晴朗、大気清冽、冠雪間近の八ヶ岳連峰の麓、眼下に拡がる緑の葡萄畑や紅く色付き始めた林檎の樹々を愛でつつ、シャトー秘蔵のヴィンテージの数々を心ゆくまで賞味させていただける、さらに筆者個人的には、高嶺の花だった往年の(今も!念の為)美女の方々に包囲されるという、まさに至福の一日ではありました。
まずは、早く飲みたいキモチをグッと押さえて、お行儀良く葡萄農場見学へ。
講師さん:「ワイン造りには糖度充分な高品質の葡萄の収穫が重要です、
そのために日々これ精進しております。」
某氏: 「ウン、確かに(モグモグ)これは甘い!
やっぱし、科学には実証の精神が重要や。
(誰や、勝手に葡萄採って食べてんの?!)」
ワイナリー内の瀟洒なレストランへと舞台は移り、いよいよお待ちかねの酒宴スタート。
シェフ心尽くしの珍味佳肴の数々とも相俟って、モードは一気に
「朋アリ遠方ヨリ来ル復タ愉シカラズヤ。」
「山中幽人(朋友)ト対酌ス。両人(諸子)対酌スレバ山花開ク。一杯一杯又一杯!」
状態に。
このあたりから酔眼朦朧としてきましたが(現実認識の著しい低下により、はた迷惑にもキャッチボールを始めた連中まであり)、ワイナリー心臓部の工場見学へも出掛けました。
機械は最新式ですが、古代から連綿と続くワイン作りの工程の数々に、長靴姿のみんなは興味津々。
仕上げは、出来立て無濾過濁りワインの試飲、これ正味絶品でっせ!
いよいよ宴も佳境に入って、我らは会場の真ん中に陣取り、ジャズの生演奏のサウンドも耳に心地良く、おおいに飲み食べかつ語らい、今回の大恩人であるワイナリー参与の赤松先輩や、その同期の方々、各位のご家族やワンちゃんも加わり大盛り上りの大目立ち。
光陰矢の如し、楽しくも名残惜しい初秋の一日は、かくして賑やかに暮れていき、必ずの再会を約して、みんなの素敵な想い出を乗せた「あずさ」は一路甲州を後にしたのでありました。
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