大阪府立大手前高校昭和50年卒同窓会     学年新聞vol_05  
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vol_05_02   食堂のマスター 健在なり!   増田和秀 

2003年11月22日,吹奏楽OB会が母校金蘭会館で開催されました。
1974年卒から2003年卒まで幅広い年代30余名が日本各地から集まり, 我々にとっては子供のような現役生と合同演奏するなど, 楽しいひと時を過ごしました。 この紹介は本OB会HPを御覧いただくとして, 私が参加したもう一つの大きな目的は,"食堂のマスター"の健在ぶりと 懐かしの味を確認することにありました。
        ( 画像をクリックするともとのサイズで表示します )

食堂 クリックするともとのサイズで表示  OB会受付を10時に済ませ,さっそく食堂に行きました。 現在の食堂は,かつてあった場所の東側 (確か,当時は 柔・剣道場とかトイレとかがあり,その裏から塀を乗り越えて 府庁に行ったのでは?) に建っている理科系校舎の1階に あり,教室2つ分位のスペースでした。 東側のドアを開けて中に入ると,広々として明るく, 清潔感に溢れていました(当時は何となく薄暗くてじめじめと していたという印象があります)。四隅には各種自動 販売機が備えられており,清涼飲料水のない生活なんて 考えられない現代っ子(我々もそうやったかなぁ)の要求を 十分に満たしているのだろうと思われました。

マスター クリックするともとのサイズで表示  厨房の中央付近でおばちゃん二人がサンドイッチなど吹奏楽 OB会で出すパーティー料理の盛り付けをしてくれていて, その向こうにマスターらしき人影が見えました。 「マスターお久し振りです」と声をかけると,にこっと笑って 厨房から出てきてくれました。一回り小さくなったような感じ がしましたが,お元気そうで,やさしい初老のおっちゃんと いう雰囲気です。「まだ白衣着てないから」と躊躇されましたが, 無理を言ってそのまま写真を撮らせてもらい,その後,当時の 思い出話などしましたが,驚いたことに,マスターは 「あの先生 はどこどこに住んではって・・・」と先生の名前だけでなく住所まで 覚えてはりました。マスターの息子さんらしい人もいたのですが, 忙しそうだったので声をかけずじまいでした(マスターとの ツーショットが撮れればよかったのですが)。

中庭を臨む クリックするともとのサイズで表示  メニューは当時とほとんど変わっておらず,値段も当時の 2〜2.5倍くらいで安いです。それでラーメン(210円)とコロッケ 1個(40円)を注文しました(あほなことに,写真を撮り忘れました)。 ラーメンの器は緑灰色のプラスティック,具は葱,ワカメ,もやし, かまぼこ1枚,ハム1/2枚,麺は太めと,見た目は30年前と同じよう です。で,スープを一口すすった瞬間,思わず泣きそうになりました。 あの頃と全く同じ,屋台のラーメンに似た醤油味です。ところが, コロッケは違いました。あの安っぽい肉屋のいもコロッケ的なもの ではなく,今風に上品な味付けと,ふわっとした食感になっていて, 一抹の寂しさを感じました。玉丼を食べた89年卒のOBによると, 玉丼の味も変わっていないとの事です(89年からは変わって いないということですけどね)。

 吹奏楽OB会で出されたのはサンドイッチ,寿司,海老,牡蠣, 鶏などの各種フライもの,メロン,カステラ,クッキーと いわゆるパーティー料理でしたが,寿司もマスターが握ったのか どうかはわかりません。ビールなどのアルコール類も持ち込めましたし, この金蘭会館で同窓会を開き,マスターの手料理を味わうのも 一興と思われました。


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